Dottiq CMS は、もともと「ブログ機能が欲しいな」というアイデアからスタートした自作CMS。そこから「せっかくなら他のコンテンツもまとめて管理できたら便利だよね」となり、少しずつ発展していきました。 このシリーズでは、そんなDottiq CMSがどんな風にできていったのかを、機能ごとに振り返っていきます。第1回は、その起点となったブログ投稿機能について。
📝 ブログ機能を自作したワケ
ちょっとした開発メモや更新履歴を自分の手元で管理・公開したい。それがそもそもの動機でした。 WordPressや外部のブログサービスを使う手もあったけれど、プログラミングの勉強になるという一点で「自分で作ってみよう」と決めました。 Dottiq CMS 全体の開発では「汎用性」と「拡張性」をかなり意識しています。使い回せるコード、変更に強い設計、共通化されたUI。そのスタンスはブログ機能にももちろん活かされています。
🧱 機能構成と管理画面の作り
現在の仕様では、投稿できる項目はかなりシンプルです。
- タイトル
- 本文
- 投稿日時
- スラッグ(URL用の文字列)
記事は「https://www.dottiq.com/blog/article.php?slug=スラッグ名」という形で公開されます。 エディタ機能や装飾は今のところなし。最低限「書けて」「見られる」だけの素朴な作りですが、いまのところわたしが使うだけなのでこれで良いかなと。 共通パーツ(header.php, sidebar.php, footer.php)もこの段階ですでに実装済みで、拡張性を意識しています。
🎛️ 管理画面のクオリティはとても大切
管理画面の使いやすさは、ただの見た目以上に大きな意味を持っています。見た目や操作性が整っていることで「更新しよう」という気持ちにつながり、結果としてサイト全体の活性化や成長を促すことになるからです。 このあたりの意識は「わたしのため」というよりも、今後パッケージ化した場合(もしかしたら…ですよ!)の「ユーザーのため」に心がけている部分となります。
🔁 スラッグが変わっても大丈夫な仕組み
URLに使うスラッグは、あとから変更したくなることもあります。そこで過去に使っていたスラッグからも自動でリダイレクト(301)される機能も付けました。 具体的にはスラッグの履歴をDBに保存しておき、記事表示時に旧スラッグと照合して一致すればリダイレクトする仕組みです。 これによってSNSなどで告知済みのURLが無効になるのを防げるほか、日本語を含んだスラッグによるSEO効果にも期待しています。
🚧 今後の拡張イメージ
今はまだ「テキストだけ」の素朴なブログ機能ですが、いずれ以下のようなバージョンアップもしていきたいと考えています。
- 画像アップロード機能:アイキャッチや本文中の画像にも対応
- Markdown対応:装飾やリンクなどを柔軟に書けるように
- タグ・カテゴリ機能:記事の整理と絞り込み
- 予約投稿:未来の日付で自動公開
「軽くて、でもちゃんと便利」そんなCMSを目指して、これからも少しずつ育てていきます。 次回は「リンク編」をポストします。お楽しみに!