🔄 「回す」だけでPC操作が快適になる理由
PCを使うとき、ほとんどの人はキーボードとマウスという定番の組み合わせを使っています。キーボードは「押す」、マウスも「押す」──基本的な操作はほぼすべて、キートップやボタンを押下することによって行われています。
マウスのスクロールホイールだけは例外的に「回す」操作ができるものの、主にブラウザやファイル一覧のスクロールに限られています。
そんな中、無段階で調整できる「回す系」の入力デバイスを取り入れるとPC操作が一気に快適になります。押すだけでは難しかった細やかな操作をより直感的に、スムーズにこなせるようになります。
タイムラインの移動や色補正の微調整、キャンバスの角度調整といった作業は「回す」という動作と非常に相性がよいため、動画編集者さんやカメラマンさん、イラストレーターさんなどはすでに導入済みという方も多いのではないでしょうか。
しかしグラフィックデザイナーやWebデザイナーにとっても、非常に有用であることをお伝えしたくて今回の記事を書くことにしました。実際に便利な例をいくつか紹介しましょう。
🖌️ ブラシサイズの調整
フォトショやイラレで使う機会の多いツールですが、わざわざカーソルを調整スライダーに移動して調整していませんか?つまみ系のデバイスがあると、クルクル回すだけで直感的に変更できます。
🔠 字詰め(カーニング)の微調整
通常はショートカットキーを連打して文字間を詰めたり開けたりしますが、つまみにカーニング調整を割り当てれば指先でクルクル回すだけで微調整が可能に。
何度もキーを叩く手間から解放され、作業がよりスムーズに進行します。わたしはテキストサイズやベースラインシフトもつまみに割り当てています。
🖼️ Finderでのアイコンサイズ変更(Mac)
意外なところだとFinder(ファインダー)でのアイコンサイズ変更も便利です。Macの場合、アイコン表示モードで表示されるサムネイルのサイズはスライダーで調整できますが、これをつまみ操作に割り当てるとサムネの大きさをクルクル自在に変えられるようになります。
さらにつまみの押し込み動作を「更新日順で並び替え」に設定すれば、見やすいサムネサイズに変更した流れで並び順もソートされ、ファイルの整理・探索が驚くほど効率化されるでしょう。
🚀 「回す」だけで作業がアップグレード
このようにたったひとつ「回す」という動作が加わるだけで、PC作業の世界が一段階アップグレードします。押す、押す、押す──そんな単調な操作に、「回す」快適さを取り入れてみませんか?
一度使えば、もう手放せなくなるかもしれません。

TourBox NEOは、macOSとWindowsに対応した有線接続の高性能コントローラーです。PhotoshopやPremiere Proなど多くのソフトに対応し、11個のボタンとノブ類を自由にカスタマイズ可能。視線を動かさず片手で直感的に操作でき、ソフトごとのプリセット切り替えやマクロ実行もスムーズ。人間工学に基づいた設計で、プロの制作環境を快適にサポートします。